獣医師の池田です。
少し日にちが経ちましたが、葉月会主催の「猫の獣医学シリーズセミナー 第7回」に行ってきました。
今回のテーマは糖尿病のコントロールが困難な場合で、コントロールがうまくいっている時はいいのですが、そうではない時の考えるポイントやテクニックなど、いざという時に役立つ情報がいっぱいありました。
糖尿病はコントロールがうまくいくと、生活の質がしっかり保たれていい人生(にゃん生?)を送れます。
運悪く病気になったとしても、いい人生を送れるように手伝ってあげられたらと思います。
こんにちは 看護師の前原です
4月から狂犬病ワクチンが始まりますね!
動物病院も忙しい時期を迎えます(^_^;)
気合いを入れるべく!!香川県にうどんを食べに行って来ました(^-^)/
5件ぐらい行くつもりでしたが…結局2件でギブアップ(-∀-)
どちらもとっても美味しかったです!
その後、かずら橋に行き吉野川を見て帰りました!
天気も良くかずら橋は怖かったですが…吉野川がとっても綺麗で心も軽くなり大満足でした
これから春を迎え ∪・ω・∪わんちゃんと出かけしやすい季節になりますね
ノミ、マダニも増える時期なので予防忘れずにしてくださいね!
こんにちは 獣医師の鈴木です。
先日、葉月会主催セミナー「血液凝固系検査、DIC・血栓症」に参加してきました。
DIC(播種性血管内凝固症)とは、重度の炎症性、感染性、腫瘍性疾患、ショックなどにより、血液凝固が異常となり、細かい血管内に小さな血栓ができてしまう状態のことです。
症状としては、
①血栓により臓器での循環不全を起こし、多臓器不全を起こす
②血を固める役割をしている血小板が血栓形成に使われ、出血が止まらなくなる
などを引き起こします。
DICになる、またはその兆候がある時は命に関わる危険な状態です。
今回のセミナーでは、DICの診断についてや、それに関わる血液凝固系検査の理論、解釈の仕方など治療に必要な病態生理について学んできました。
治療方法については、以前から言われていることが主でしたが、DICや血液凝固疾患はまだわかっていないことが多い分野でもあるので、セミナーなどを通じて今後も勉強していきたいと思いました。
1月27、28日に恒例の日本獣医がん学会に行ってまいりました、獣医師の池田ですm(_ _)m
毎回参加するたびに『がんばらないと』と、いい刺激をもらっています。
今回のメインテーマは『脾臓の血管肉腫』でした。
劇的な新しい治療法はなかったのですが、周術期の管理方や、術後の補助療法についてなど、改めて確認できて勉強になりました。
また、早期の診断・治療がやはり大切なのだと痛感しました。
そのほかに、数年前に出た、まだ新しい薬「分子標的薬・リン酸トセラニブ」についてのコツや落とし穴についての講演なども、非常に興味深くすぐに診察にも使えそうな内容でためになりました。
今後も学びを続けて、少しでも診断をしっかりとつけ、助けられる子が増えればと思います。
初めまして看護師の小川です。
私は犬3匹、猫3匹を飼っているんですが
毎週の休みの日に
愛犬 鱗(りん トイ・プードル 9ヶ月の女の子)を
連れてある所へ出掛けています。
田尾寺駅の前にあるこの建物。
見たことある方もいるんじゃないでしょうか?
ここでは犬のしつけ教室が行われています♪
「動物病院の看護師なのにしつけ教室行くの?」と
よく飼い主さんにも聞かれるのですが(笑)
トイ・プードルって小柄で華やかな見た目と真逆で
とっても頭が良くて、とっっても体力があって
パワフルな犬種なんです
(性格によって違う事もあります)
私が通っている教室は
〝Grace K9 fellowship labo〟
当院で毎週開催されているパピー教室の指導へ
来てくださっている先生の教室なんです!
ここへ来ると笑顔の素敵な校長の渡辺先生と
インストラクターの福家先生が
お出迎えしてくれます(^^)
私がグレースに通うことを決めた理由は
・私自身が学べる
・先生方がとても優しい+面白い
・愛犬がとても楽しめる
・犬の気持ちを考えてくれる
が、大きな決め手になりました!
本やネット等で沢山のしつけの方法がある中で
「試してみても上手くいかないな…」
「これで本当に大丈夫なの…?」
と思う事もありますよね。
先生方は犬の性格や行動を理解し
その犬に合った暮らし方、しつけの仕方を
私たち飼い主に教えてくれます
私の通っているクラスレッスンでは
飼い主さん方もとても優しい方ばかりで、
レッスン中は笑いが耐えない時間です
「帰りたくない!」と、教室から出たがらない
わんちゃんがいるほど犬も楽しめる時間♪
私は仕事や多頭飼いという事もあり
なかなか愛犬 鱗との時間を作ることが出来ないので
「一緒に過ごせる時間」、「向き合える時間」
として大事な時間だと思っています。
散歩で2時間半歩いても疲れない鱗も、
レッスンの帰りは揺らしても起きないぐらい
疲れきって寝ています!
やっぱり、身体と頭を使う事は犬にとっても
ストレス発散にもなるんですね
もし今お困り事のある方、興味がある方は
当院スタッフまでお問い合わせ下さい
直接教室の方へご連絡頂いても大丈夫です
最後に…
カットしてプードルらしくなった、鱗ちゃんです
新年明けましておめでとうございます。
今年、私は還暦を迎えます。人生の節目として、また新たな気持ちで、動物と飼い主様に寄り添う医療を目指していきたいと思います。
今年は長年、供血犬として活躍してきたクッキー君(雄、年齢不詳の保護犬)を引退させ、昨年の8月30日生まれの熊本県動物愛護センターから我が家にやってきたウランちゃん(雌、雑種犬)とお役目交代の予定です。まだ生後4か月ですが、12㎏の体重となり元気いっぱい成長中です。病気で輸血の必要なワンちゃんの力になれるよう頑張ってくれると思います。毎年思うことですが、獣医医療も日進月歩。年頭にあたり最新の獣医医療を提供することができるよう、日々精進することを誓います。
皆様におかれましても良い一年になりますようにお祈りしております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成30年元旦
さかたに動物病院院長
酒谷理加
12月24日(日)午後診療16時から18時、酒谷(獣医師)は休診になりました。
午前のみ診療しております。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。
勤務表
https://sakatani-ah.com/medical-info/#medical-info-table
こんにちは
獣医師の池田です。
先週の土曜日、日曜日はお休みをいただいて、名古屋で開かれた学会に参加してきました。
基礎的な所ではダックスさんやコーギーさんで多い会陰ヘルニア、僕はあまり出会ってこなかったのですが腎臓の外科についての講演。
また、獣医の領域ではまだまだエビデンスの蓄積が少ない『靭帯損傷の診断と治療』や、『混同しやすい整形外科疾患と神経疾患の見極め』についてなどの講演がありました。
知ってないと間違った治療をしたり無駄に治療を長引かせたりしてしまう恐れのあるもので、正確に診断していく事の大事さを再確認させられた内容でした。
学会で得た知識をまた日々の診察に生かして、少しでもみんながいい生活を送れるようにできればと思います。
追伸。
ちょこちょこと学会やらに行くのですが、朝から晩まで講演を受けていて観光に行くような暇はありません(ToT)
ということで、学会以外の楽しみと言ったら夜ご飯くらいで…
今回は写真な所で食べてきました。
手羽先おいしかったです(* ´ ▽ ` *)
獣医師の加地です
先日、口や鼻にできた腫瘍の手術についてのセミナーを受けてきました。
悪性腫瘍の手術の場合、完全に取りきることが必要なため、可能であれば広い範囲で切除を行います。
しかし、口や鼻にできた腫瘍を広く切除した場合、生命には直接関わらないものの、機能・容貌の損失が大きいというデメリットがあります。
そのため、腫瘍を取り切りつつ、機能・容貌の損失を少なくするということが重要となります。
腫瘍を取りきるためには事前にCT撮影を実施して手術計画を立て、実際の手術の時には肉眼で病変を確認しながら切除を行います。
機能・容貌を維持するためにはくさび形切除や、前進皮弁、回転皮弁等による皮膚再建術、口唇粘膜による鼻腔の再建術等、様々な方法を用います。
これらの手術により無事腫瘍を取りきることができればいいですが、残念ながら取りきることができなければさらに広い範囲で切除する拡大手術が必要となったり、どうしても腫瘍が取り切れないケースもあります。
今回講師で来られた先生は、『以前は治療することができなかった腫瘍でも今なら治療できるものもある』とおっしゃっていました。
それは獣医師本人が試行錯誤をして、経験を積むことによって治療可能となるものや、科学の発展によるところもあると思います。今回のセミナーはかなりハイレベルな内容でしたが、このように最先端で治療を行っている獣医師たちの活躍によって、今後もより多くの病気が治るようになればと思います。
こんにちは 獣医師の鈴木です。
先日、大阪で小動物歯科研究会と大阪府立大学の合同シンポジウムがありました。
今回は「歯科領域における抗菌薬の使用方法」についてと、「歯が欠けてしまった時のクラウン修復」についての講演でした。
抗菌薬は、日常の診察でもよく使用する薬剤なので、今回の公演を聞いて改めてその使用方法について考えさせられました。
もう一つの講演のテーマであるクラウンについてですが、クランとは「歯にかぶせ物をする」「人の金歯や銀歯」というイメージです。
歯が欠けるとそこから歯髄に感染を起こしてしまうことがあり、程度によっては治療が必要になります。その治療方法の一つとして「クラウン装着」があります。
今までは、歯内治療をして「レジン」といった物を使い、欠けてしまった所を保護し治療していました。しかし、処置後に硬いものを噛んだりすることでレジンが外れてしまうこともあり、その強度の問題や長期的な維持の難しさがあると言われていました。そこで、今回の講演では、歯内治療後の歯の回復・維持に有効な手段として、クラウンが紹介されていました。
クラウンで歯内治療を行った歯の全体を覆うことで強度や長期的な維持を期待するということでした。
動物の歯に金歯・銀歯ができると思っていなかったので、とても新鮮でした。動物の歯科領域も日々進歩しているんだなと感じ、これからも勉強していきたいと思いました。