フィラリア予防
当院ではHDU(Heartworm Development Heat Unit)に基づいて、予防期間を算出しております。神戸市近郊においては概ね5月下旬~12月下旬までの計8ヶ月間の予防をお勧めします。予防方法としては、予防期間中の毎月一回の投薬(錠剤・チュアブル・顆粒・スポット各タイプ)。または、注射による12ヶ月間の予防方法が選択していただけます。また、フィラリア予防に際しては投薬前の血液検査による感染確認をお勧めします。
前年度のフィラリア予防が不完全であった場合、または注射によるフィラリア予防を希望される場合は必ず感染確認を受ける様お願いしております。犬フィラリア成虫より産出されるミクロフィラリアが、犬の体内にいることを知らずに予防薬を飲ませた場合、一度に大量のミクロフィラリアが駆除されることでショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。
ノミ・マダニ予防
ノミやマダニの寄生は痒みや皮膚炎を起こしたりするだけでなく、様々な感染症の原因となり、命にかかわる病気や人が感染する病気も媒介します。当院では1年間を通しての予防をおすすめしています。月1回の飲み薬や皮膚に滴下するスポット剤で予防しましょう。薬のタイプによっては3ヶ月間効果が持続するものもあります。
予防接種
混合ワクチン
各種混合ワクチンにより予防を行ないます。子犬の時に年2~3回のワクチン接種をして、翌年から毎年1回の追加接種をすることにより予防いたします。
狂犬病ワクチン
狂犬病は感染した動物に咬まれることで人にも感染する人獣共通感染症で、発症すれば100%死亡する病気です。狂犬病予防法により、生後91日以降の犬は毎年一回狂犬病予防接種を受けることが義務づけられています。