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- 2017.6.5 猫の慢性腎臓病の新薬
こんにちは、獣医師の加地です。
今回は、猫に多い慢性腎臓病についてお話しします。
慢性腎臓病とは高齢の猫によく認められる病気で、多飲多尿・食欲低下・体重減少・嘔吐・貧血などの症状が出ます。
基本的に腎機能は回復しないため、慢性腎臓病は進行していく病気です。
今までにも猫の慢性腎臓病の薬としてアンジオテンシンII受動体拮抗薬・ACE阻害薬等の薬が販売されており、「尿蛋白の漏出抑制」という効果が期待されています。
そして、この2017年に新たに
『ラプロス』という薬が承認を取得しました。
ラプロスは今までの薬と作用機序が異なっており、血管内皮細胞保護作用・血管拡張作用・炎症性サイトカイン産生抑制作用・抗血小板作用により、「腎機能低下の抑制および臨床症状の改善」が期待されています。
今までの薬との併用も可能であり、これらの薬によって慢性腎臓病の猫の生活がより良いものになればと思います。
- 2017.5.19 ヒーロー
こんにちは、看護師Kです(^^)
気持ちのいい季節になりましたね♪
先日公園に遊びに行ったら、偶然なにかのイベントをやっていたようで
児童養護施設の募金を募るヒーローたちに会いました!
最近スパイダーマンにハマっていた私の子供は大興奮でした(((o(*゚▽゚*)o)))♡
気持ちいい天気で芝生の公園だったので、その後もたくさん遊びました。
さあ、帰って汗を流しましょう…と思ったら
バッチリ虫刺されが!( ̄▽ ̄;)
人も快適な季節、虫さんにも快適なんでしょうねー。
みなさんもお外に行く機会がふえると思いますが、しっかり予防して行きましょうね(^^)
ペットちゃんは特にノミダニ予防お忘れなく♪
- 2017.4.22 猫の感染症とワクチネーション
葉月会セミナーに参加してきました。
はじめまして。獣医師の鈴木です(^_^)
先日、猫の獣医学についてのセミナーに参加してきました。このセミナーは複数回に渡って開催されるシリーズセミナーで、今回はその第1回目でした。今回の内容は、「猫の感染症とワクチネーションについて」でした。
猫ちゃんの感染症は、日常の診察でよくみかけるものもあり、その治療方法について、感染症の特徴と結びつけて理論だってまとめられていてとても勉強になりました。ワクチンについては、免疫学を踏まえつつ、新しいワクチン接種のタイミングについての話がありました。海外と日本ではワクチン接種のタイミングに違いがあるようですが、将来的に日本でもワクチン接種のタイミングが変わってくるかもしれません。
今回勉強してきたことを日々の診療に生かしていきたいと思います。
- 2017.4.16 暖かくなってきました🌸
はじめまして、トリマーのMです😄
春です🌸衣替えの時期になりました。皆さんはお済みですか?
今日はこの子の衣替え?をしました。
13歳おばーちゃん犬のペキニーズ愛ちゃんです♥週に2回のシャンプーで冬場はロングを維持していました。
『この冬場は毛であったかかかったのか一回も布団に入って来んかったわー』っと飼い主さん。毛の量で暖かさが違うんですね!一時間半後…
とてもお利口にジッとしてくれていました。すっきりキレイになったおばあちゃん犬✂おうちで爆睡したらしいです(^_^)- 2017.4.16 経静脈栄養と経腸栄養について
こんばんは、獣医師の加地です。
先日、経静脈栄養と経腸栄養についてのセミナーに参加して来ました。
簡単にいうと、様々な原因によって食事から十分な栄養をとれない動物にチューブを使って栄養補給する、というものです。
チューブの設置場所は様々あり、血管に設置したら経静脈栄養。 腸管につなぐように設置したら経腸栄養といいます。
経静脈栄養は、
⚪︎体中心部にある太い血管を利用する中心静脈栄養
⚪︎手足の血管を利用する末梢静脈栄養
に分けられます。
経腸栄養は、
⚪︎鼻に入れる経鼻食道チューブ
⚪︎喉元に入れる咽頭造瘻チューブ
⚪︎食道に入れる食道造瘻チューブ
⚪︎胃に入れる胃造瘻チューブ
⚪︎腸に入れる腸造瘻チューブ
などに分けられます。
これらの中から動物の病気、麻酔可能かどうか、入院期間、性格などを考慮して適したものを選択し、栄養補給を行います。
例えば、口が痛くて食べられない、麻酔は可能、性格が穏やかでチューブを入れても管理可能なら食道造瘻チューブや、胃造瘻チューブを選択します。
実際に当院でも少し前まで食道造瘻チューブから栄養補給を行なっている猫ちゃんが入院していました。
このこは、顎が外れてしまい口を開けることが出来ないため、顎が固定されるまで食道造瘻チューブを設置しチューブ用の流動食や缶詰をミキサーにかけたものチューブから与えて栄養補給をしていました。
顎が固定されるまではなかなか日にちがかかりましたが、チューブのおかげで栄養摂取をすることが出来、この猫ちゃんは元気に生活でき、無事回復して退院をしました(^_^)
- 2017.3.8 紹介します(^-^)
こんばんは、看護師のMです。
今回はさかたに動物病院のスタッフ犬を紹介したいと思います。
T.プードル 2005年1月10生 男の子 12歳の初老です💦
2016年8月15日より、さかたに動物病院の仲間入りしました‼️
糖尿病を患っており、食事管理とインスリン注射1日2回がんばってます。
診察中はケージの中で過ごしていますが、それ以外は院内を散歩したりしています!
動物には興味なしですが、人は大好き😘なので、見かけたら声をかけてくださいね〜✌️
- 2017.2.27 横浜でのセミナー
日本獣医内科学アカデミー学術大会
獣医師の池田です。
先週行っていた学会は、複数の会場で同時にプログラムが進行していくので、自分の興味のある分野を選んで聞くというものでした。
猫ちゃんで多い慢性腎不全に対する新しい検査・薬の話や実は隠れて多い膵炎の話、
手術を受けた子の疼痛管理の方法、猫の心筋症の診断・治療などなど
病気に対して体系的にまとめてあったり、すぐに診療に生かせる内容だったりで充実した2日間でした(*^^*)- 2017.2.27 ⭐️⭐️診療時間 一部変更のお知らせ⭐️⭐️
4月1日より日曜・祝日の診療時間を変更いたします。
月曜〜土曜 午前9時〜12時 午後4時〜8時
日曜・祝日 午前9時〜12時 午後4時〜6時
※予約診療は平日・日・祝すべて 午後2時〜4時
と、なります。
宜しくお願い致します。
- 2017.2.17 ただいま横浜にいます⭐️
獣医師の池田です。
なんで横浜かというと、年に1度開催される日本獣医内科学アカデミー学術大会に参加するためにやってきました。
全日程は3日間なんですが、お休みをもらっている金曜日土曜日で参加します。普段のセミナーとかもいいのですが、こういう大きな大会ではまた違った刺激を受けるため初心にかえって頑張ろうという気持ちにさせてくれます(*^^*)
内容等はまた後程、ということで、二日間がんばってきます(^_^)v
- 2017.1.17 葉月会セミナーに行って来ました
葉月会セミナー「免疫抑制剤の使い方 アップデート」に参加しました。
あけましておめでとうございます
獣医師の池田です。医学はもちろんですが、獣医の世界も日進月歩で、僕たちも日々勉強です。
ということで、1月6日に新年初のセミナーに行ってきました。今回は、
日々診察をしている中で必ず出会う免疫介在性の病気。その治療に使用する免疫抑制剤についてのセミナーでした。
昔から使用してきた薬から獣医療としては最近使われはじめた薬まで、講師の先生の実際の使用例をまじえながらのセミナーでした。今回学んだ内容を明日からの診療に生かしてがんばっていきたいと思います。