葉月会セミナーに参加してきました
2018.3.9
こんにちは 獣医師の鈴木です。
先日、葉月会主催セミナー「血液凝固系検査、DIC・血栓症」に参加してきました。
DIC(播種性血管内凝固症)とは、重度の炎症性、感染性、腫瘍性疾患、ショックなどにより、血液凝固が異常となり、細かい血管内に小さな血栓ができてしまう状態のことです。
症状としては、
①血栓により臓器での循環不全を起こし、多臓器不全を起こす
②血を固める役割をしている血小板が血栓形成に使われ、出血が止まらなくなる
などを引き起こします。
DICになる、またはその兆候がある時は命に関わる危険な状態です。
今回のセミナーでは、DICの診断についてや、それに関わる血液凝固系検査の理論、解釈の仕方など治療に必要な病態生理について学んできました。
治療方法については、以前から言われていることが主でしたが、DICや血液凝固疾患はまだわかっていないことが多い分野でもあるので、セミナーなどを通じて今後も勉強していきたいと思いました。