ヘビ咬傷
2023.9.16
こんにちは。動物看護師 上岡 です。
8月下旬、我が家のわんこが夜暗くなってからの散歩でヘビに咬まれたようです。
ヘビの姿は確認できなかったようですが、散歩の途中から後ろ足を気にしはじめ、
しばらくすると足先の腫れと出血が確認されました。
患部の被毛を刈ると足先の方に牙痕と思われる傷があり、時間が経つと咬まれた部位だけでなく
大腿部まで広範囲にわたりヘビ毒による内出血により紫色に変色。
消毒をして包帯で保護をし、抗生物質とステロイド剤の投与で経過観察をすることに。
数日間は食欲低下が続き、皮膚の壊死が進んでいかないかと心配でしたが、日を追うごとに改善して2週間ほどで治療は無事終了しました。
受傷後の写真(!!苦手な方は閲覧ご注意ください)
受傷2日目
受傷4日目
受傷10日目
住んでいる地域が農村部なため、ヘビからの距離を取ることは完全には難しいですが、
特に夜間の散歩と草むらには注意したいと思います。
わんちゃんや猫ちゃんは、人よりはヘビ毒への耐性があるといわれています。
しかし、注入された毒の量や治療開始までの時間、咬まれた動物の基礎疾患の有無などによって
重篤になったり命に関わるような場合もあります。
ヘビに咬まれた!もしくは咬まれたかも…という時は出来るだけ早く受診するようにしましょう。
夜間は救急病院をご利用ください。