あなたの知らないさかたに動物病院の世界 その1
2016.12.19
こんにちは、看護師のT.Kです。
さて、今日は病院の裏側というか
動物病院ってどんなことをしているのか…
まず興味のある方が多いのでは?と、勝手に思っている手術室を
ご紹介します。
まず手術に欠かせないのは?そう、麻酔をかけることですよね。
麻酔をかけるというと少し不安に思われる方もいらっしゃると思います。
では、当院はどのようなことをして、より安全に麻酔管理を行っているのかを少しお話します。
まず手術前には必ず血液検査(必要に応じて項目数はちがいますが)をしてから
必要に応じて麻酔前投与注射(心拍数を上げるものや、痛み止めなど)をします。
そして人と同じように静脈留置からの点滴を開始
(緊急時にはここから緊急薬を入れるのでとっても大事!)
ここまで終わったら、いざ麻酔をかけていきます。
注射麻酔でまず寝かせてから、すぐに気管チューブを挿れて
そのあとはガス麻酔で維持をしながら麻酔モニターと人の目で動物の状態を常にみています。
当院ではドレーゲルというドイツのメーカーの麻酔器を使用しています。
人間の病院でも使用しているかなり品質のいい麻酔器で、
今までより正確に麻酔量や呼吸管理の調節ができます。
この器械のおかげで私たちも安心して麻酔管理を行うことができています。
さらっと言うと
心拍数、心電図、血中酸素濃度、体温、血圧、麻酔濃度、
呼吸数、呼吸1回の換気量、呼吸1分間の換気量 です。
これらを見ながら、その子その子に合う麻酔の量や呼吸数、換気量などを調節して
安全な麻酔管理と手術に日々とりくんでいます(o^―^o)
お家の大切な家族を病院に預けて、手術をするときの様子を少しお伝えできたでしょうか?(^◇^;)
これからもみなさんが知りたいかなー。。と勝手に思いついたことを時々載せてみたいと思います!